映画祭レポート

2022年〜2023年

第21回とよはしまちなかスロータウン映画祭レポート

2023年1月29日（日）～ 2月26日（日）@穂の国とよはし芸術劇場PLAT

コロナ禍も3年目となる第21回映画祭でしたが、実行委員会では前年に続き感染対策や開催規模を考慮しながら前年の検証を行っての企画となりました。
結果的に無事全ての企画を実施することが出来、コロナ禍に対するお客様の対応も変化し、前年を越える入場者数となりました。
ご来場のお客様、ご支援頂いた企業・事業所様そしてボランティアスタッフの皆様、全ての関係者の皆様に厚く御礼申し上げます。

【You Tube】
第21回とよはしまちなかスロータウン映画祭プレイバック

スロータウンシネマ（映画上映）：2月4日〜26日（土・日曜6日間）@穂の国とよはし芸術劇場PLAT アートスペース

スロータウンシネマでは、全作品1回上映6日間で15作品を上映しました。
昨年上映18本から3本の減少と致しました。特に日曜日の上映については3週とも2本上映として、昼の休憩時間を1時間半以上確保しながら本来のスロータウン映画祭の趣旨にもどり、ゆったりとお食事時間を取る一方で、映画上映終了時間を16時台として日曜日の帰宅時間について配慮したことによります。又チケット販売方法を座席指定（作品・日時指定）に変更して3年目となりお客様の安心感に加え、上映作品の話題性もありコロナ禍以前の入場者数に近づいた感があり、上映作品本数の減少にも拘わらず昨年対比137％の入場者数となりました。

入場者数が多かったのは「異動辞令は音楽隊！」「梅切らぬバカ」「ベイビー・ブローカー」「コーダあいのうた」の4作品が200名を越え、「ひまわり」「オードリー・ヘプバーン」「風の谷のナウシカ」「ゴヤの名画と優しい泥棒」「瀬戸内寂聴99年生きて思うこと」も200名に近い入場者となり各上映作品とも平均して髙稼働となりました。特に映画祭クロージング上映の「異動辞令は音楽隊！」では満席となり、上映終了後にとよはしフィルムコミッション鈴木惠子氏と映画祭実行委員会佐々木と共に実行委員会理事の前川みどりの進行で2021年8月に1ヶ月間にわたった豊橋ロケエピソードを中心にトークを行い、会場ホワイエではロケ使用の小道具を多数展示して映画上映を盛り上げました。

上映映画別の入場者数はこちらからご覧ください。

2/4（土）・5（日）開催レポートはこちら

オープニングイベント：1月29日（日）@穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール

「中井貴一シネマ&トーク～中井貴一役者のはなしin豊橋～」

上映作品「嘘八百　京町ロワイヤル」「大河への道」

ゲストに俳優の中井貴一さんをお招きしてのシネマ＆トークを開催しました。
映画は中井さん主演作品「嘘八百　京町ロワイヤル」と「大河への道」の2本とトーク「中井貴一役者のはなしin豊橋」と題して中井貴一さんの魅力を満喫して頂く企画。
昨年12月17日のチケット発売では発売開始後2時間でソールドアウトするほどで、日本を代表する俳優　中井貴一さんの人気を改めて感じました。

16時30分からのトークは、映画祭理事であり豊橋文化振興財団の矢作勝義の司会進行で始まりました。「嘘八百」シリーズの魅力や撮影エピソード、「大河への道」でのコロナ禍での苦労話や撮影時の台風時のエピソードなど中井さんならではの軽妙な語り口で、満員のお客様を笑いに包みながらお話され、俳優生活を振り返り「今も壁にぶつかってばかりで、クリアしながら成長させて貰っている」とも語られました。特に初の中国映画に主演した「ヘブン・アンド・アース」での撮影では、3ヶ月にわたる中国ウイグル地区での過酷な撮影条件で日本に帰国しようと荷造りを始めたときに尊敬する俳優の高倉健さんからの電話で励まされて、最後まで撮り終えたエピソードを披露されて大きな俳優としての経験を積まれたとも語られました。テレビ「サラメシ」エピソードや最新ドラマ情報など盛りだくさんのトークはあっという間の1時間で大盛況のうちにトークを終えました。

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ライブ＆バー（1）：2月18日（土）@穂の国とよはし芸術劇場PLAT　アートスペース

ピーター・バラカンSPECIAL　第1部：ピーター・バラカン解説付き上映　2本

『マイジェネレーション　ロンドンをぶっとばせ！』
『ランブル　音楽界を揺るがしたインディアンたち』

7回目のご出演となるピーター・バラカンさんの特別企画。第1部ではバラカンさんご推薦の音楽映画を2本上映しました。
最初の上映『マイジェネレーション　ロンドンをぶっとばせ』では英国の名優であるマイケル・ケインのナビゲートで1960年代のロンドンにおける音楽・映画・ファッションなどをビートルズやストーンズの音楽で構成する作品。

2本目は『ランブル　音楽界を揺るがしたインディアンたち』、インディアン音楽のアメリカの音楽界への多大なる影響とその事実が隠されていた背景を描いたドキュメンタリー映画。両作品ともバラカンさんがお客様と一緒に鑑賞して、上映後に映画の解説を行いました。お客様にとってはいずれも目から鱗のお話の連続で大変興味深い内容でした。

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ライブ＆バー（2）：2月18日（土）＠穂の国とよはし芸術劇場PLAT　アートスペース

ピーター・バラカンSPECIAL　第2部：ミュージック・バー

「“cheers pb”へようこそvol.7 わが青春のサウンドトラック」

第2部は恒例のトーク＆DJ。今回のタイトル、“cheers pb”は「もし、バラカンさんが音楽バーを開いたら」という設定で名づけられた架空の音楽バーの名前。
テーマは「わが青春のサウンドトラック来日編」。ロンドンから東京に舞台を移して、バラカンさんが来日されてからの普段絶対聞くことのできないエピソードと音楽を参加者に楽しんでいただきました。バラカンさんのお人柄が滲み出る温かい雰囲気でのトーク、今回は1974年から1976年のお話でしたのでまだまだ続くとのことで、来年も来ていただけると仰っていただけました。

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音楽ライブ：2月19日（日）＠穂の国とよはし芸術劇場PLAT　アートスペース

「南壽あさ子デビュー10周年記念Special 弾き唄いワンマンライブin豊橋」

映画「おかあさんの被爆ピアノ」の主題歌や多くのCMソングを歌うシンガーソングライター南壽あさ子さんのデビュー10周年を記念したワンマンライブ。
豊橋初登場の南壽あさ子さんの透き通った歌声に会場のお客さまは大いに堪能しました。

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ギャラリー展示（1）：2022年4月29日（金）～ 5月22日（日）＠豊橋市まちなか図書館　アートスペース

「昭和から平成まちなか映画館～あの日あの時～展」

「とよはしまちなかスロータウン映画祭20周年記念誌」3月発刊に伴い、豊橋市内の懐かしのまちなか映画館資料を豊富に展示しました。
5月8日(日)には映画祭実行委員会佐々木のギャラリートークを行いました。

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ギャラリー展示（2）：2022年8月5日（金）～ 8月14日（日）＠豊橋市民文化会館 2階展示室　豊橋文化振興財団共催

「戦後77年　ポスターでみる戦争映画～平和を求めて～」

7年連続となる豊橋文化振興財団主催による豊橋市民文化会館での夏休み企画。
戦後公開の戦争映画ポスター200点や軍都豊橋市の郷土資料など総数800点以上の展示を行いました。8月7日（土）・8月14日（日）の2回、映画祭実行委員会佐々木によるギャラリートークを行いました。

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ギャラリー展示（3）：2023年1月28日（土）〜 2月15日（水）＠豊橋市まちなか図書館　アートスペース

「第21回とよはしまちなかスロータウン映画祭上映作品　ポスター展示」

豊橋市まちなか図書館において映画祭期間にあわせて開催しました。
第21回とよはしまちなかスロータウン映画祭での上映19作品のポスターを展示、映画祭パンフレットを設置して来館者への映画祭告知を行いました。

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その他の活動

スピンアウト企画、その他連携企画（計6企画）

2022年

6月5日（日）: 『だもんで豊橋が好きって言っとるじゃん！』4巻発売記念　佐野妙先生サイン会
＠豊川堂本屋の二階
6月18日（土）: 「狭間会議」
＠豊橋市まちなか図書館
7月9日（土）～ 8月28日（日）: 「ゾッキ原画展」
＠蒲郡図書館
蒲郡ロケの映画「ゾッキ」の原作者大橋裕之氏の原作原画展
7月31日（日）: ここにこ芝生シアター〜星空映画会〜
（『青い月夜のまほうのコ』上映）＠子ども未来館ここにこ芝生広場
開館以来毎年開催の14回目となる「ここにこ芝生シアター～星空上映会～」。
コロナ禍により抽選で選ばれた50組の家族連れを対象に開催しました。
企画展示室では「おばけ屋敷」が開催され、企画協力として「お化け映画ポスター」21点を展示しました。7月23日（土）～31日（日）
9月16日（月）: 「ここにこ　おかし×ケンチク研究所」
＠子ども未来館ここにこ