ディア・ファミリー(2024年/月川 翔監督)
長田徹也
実行委員会 財務理事
長田税理士事務所 税理士
生まれながらの心臓疾患により、9歳の時に余命10年と宣告された娘の命を救うために奮闘する父親とその家族の姿を描く、ノンフィクション作家・清武英利氏の『アトムの心臓「ディア・ファミリー」23年間の記録』を原作とした作品。名古屋でビニール樹脂を加工する工場を営む主人公が、医学知識ゼロの中で、娘の為に自らの手で人工心臓の研究開発に挑戦する姿を描いている。
結果的に、当初の目的を達成することは叶わず、娘は23歳でその生涯を終えることになったが、彼女の「多くの人を助けてほしい」という願いを叶えるために、その努力の過程において培ったノウハウを生かし、日本人にもフィットする国産のバルーンカテーテルの開発に成功し多くの人の命を救うことになる。子供のためにどんな困難にも立ち向う親とその両親を信頼する娘の姿に心打たれる。事実に基づいたこの作品を鑑賞すると、改めて人間の可能性を感じることができる。
主人公の自宅として使用されたのは、豊橋市小池町にある歯科医院の建物。また、芦原小学校もロケ地として使用されている。古くは、豊橋観光コンベンション協会が、現在はとよはしフィルムコミッションの活動により、本作品だけでなく様々な作品のロケ地として豊橋市が使用されている。ちょっとしたことだが作品を身近に感じることができるのではないか。
本年は、TEAM NACSで本作主演の大泉洋さんと長年一緒に活動している安田顕さんも別の作品で映画祭に参加される予定になっています。そちらも併せてお楽しみいただければ幸いです。
上映日/2026年1月31日(土)9:30〜
協賛=ヤマサちくわ株式会社