ぼくらの七日間戦争(1988年/菅原浩志監督)
2024年4月8日に95歳で生涯を閉じた作家の宗田理先生は、豊橋を舞台にした作品を含め、累計発行部数が2,000万部を超える人気作家として活躍されました。また、1999年からは豊橋ふるさと大使として豊橋のPR活動にご尽力されました。
お亡くなりになった2日後の4月10日は宗田先生の代表作「ぼくら」シリーズの刊行40周年の記念日であり、まだご存命だった4月1日に次のようなメッセージを発信されています。
「社会を取り巻く環境は、『ぼくらの七日間戦争』を書いた40年前から大きく変わったけれど、子どもの本質は変わっていない。いつの時代も子どもは、悪い大人をからかって、おもしろおかしくやっつけることが好きなのだ。新しい時代を作るのは子どもたちだ。いまの小・中学生が大人になるころ、世界はどうなっているだろうか。未来を想像することはとてもおもしろい。大人の考える常識を軽々と飛びこえていく子どもたちをこれからも書いていきたい。」
スロータウン映画祭では、宗田先生の追悼企画として『ぼくらの七日間戦争』の上映と、この作品の監督であり、豊橋ふるさと大使でもある菅原浩志監督、また宗田先生のご子息である宗田律さんのトークイベントを行います。
45年間の作家生活を通して、常に子どもたちを応援する姿勢やご自身の体験から戦争への反対を表明してこられた宗田先生の思いをこの追悼イベントで感じていただければと思います。
上映日/2025年2月1日(土)16:30〜
協賛=ヤマサちくわ株式会社