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2/1(土)「チョコレートな人々」上映後、久遠チョコレート代表・夏目浩次さんアフタートークを開催しました!

開催日:2025年2月1日(土)
会場:穂の国とよはし芸術劇場PLAT アートスペース

久遠チョコレート代表夏目浩次さん

2月1日(土曜日)「チョコレートな人々」上映後に、映画の舞台となった久遠チョコレート代表夏目浩次(ひろつぐ)さんのアフタートークを開催しました。

夏目さんはバレンタインデー商戦真っ盛りの最中、JR名古屋高島屋から映画を観賞されたお客さまへの感謝の為に会場に駆けつけて下さいました。
昨年1月にテレビ「カンブリア宮殿」でも紹介された久遠チョコレート。

豊橋市の商店街ときわ通りに本店を構える「久遠チョコレート」は2014年の開業、その後10年間で全国50店舗以上を展開するまでに成長しました。従業員約750名の6割は体や心に障害がある人達。代表の夏目さんは2003年、障害のある従業員3人を含む6人で豊橋市内の花園商店街でパン屋をオープン、2014年にショコラティエの野口和男氏から転機となる一言を得る。

それはアイデア次第で付加価値が高まる魔法の食材で、失敗しても温めれば作り直すことが出来るチョコレート事業でした。夏目さんたちスタッフは、かれらが作るチョコレートのように、考え方がユニークでカラフル。心や体に障害がある人、不登校経験者など多様な人たちが働きやすく稼ぐことができる職場づくりを意識して展開されました。この映画では福祉と経済、生きがいと生産性、さまざまな人と共に働くよろこびと難しさなど理想を追い求めるチョコレートブランドの山あり谷あり、きれいごとじゃない多様性や共生社会を実践する19年の姿が描かれています。ナレーションは、とよはしまちなかスロータウン映画祭へゲストでも来られた女優の宮本信子さんが担当しました。

会場では「ゆうなぎカンパニー」の林なぎさんが「ゆうなぎ」ブランド珈琲・紅茶を来場者に配られ、上映後にその想いを上映協賛のミッドランド社会保険労務士法人の丸地康仁さんと共に述べられました。

林さんのマラウイという国の貧しい子どもたちに一杯給食を食べて欲しいとの想いと久遠チョコレートがコラボしたチョコレートのご縁について、夏目さんが説明されました。最近では絶滅動物をモチーフに久遠動物園チョコレートとして、東南アジア・ボルネオ島の森林保全活動支援の寄付金付き商品を発売し森や動物を守る活動に協力しています。

夏目さんのトークを通じて「おいしく食べて社会貢献」の想いは、経済優先になった社会を少し立ち止まり、センス良いつぎなる成熟社会を目指す理念にも通じると感じました。

とよはしまちなかスロータウン映画祭 実行委員会会長 佐々木順一郎

夏目浩次さんを囲んで!! ゆうなぎカンパニー 林さん母娘、伊藤由美子さん、丸地康仁さん



撮影:山下将司 他