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1/20(日)活動弁士・佐々木亜希子による無声映画の活弁付上映をお楽しみいただきました。


第17回とよはしまちなかスロータウン映画祭の二日目。
1月20日(日)、活動弁士・佐々木亜希子さんを七年ぶりに当映画祭にお招きして無声映画の名作を二本立で活弁付きにて上映しました。


凛とした口上を伴い登壇された佐々木さん、先ずは「豪勇ロイド(短縮版)」から。軽やかな語り口でサイレント時代のスター、ハロルド・ロイドの愛すべきキャラクターに花を添えていきます。雰囲気もすっかり温まった上映会場。

中入り〜解説の後、いよいよ本日のメイン、名匠・小津安二郎監督の名作「大人の見る繪本 生まれてはみたけれど」の開映です。ここからは<七色の声を持つ>と呼称される佐々木亜希子さんの正に独壇場。老若男女の数多な登場人物たちをアドリブ交えながら見事に演じ分けていきます。

会場から巻き起こる和やかな笑い。そして終盤の多重的な掛け合い場面ではご来場の皆さまもすっかり引き込まれ、見入っていました。そこには往年の映画館(コヤ)が有していた、大勢で娯楽を共有し、愉しむ空間が現出して。

終演と共に巻き起こった万雷の拍手、そしてなにより嬉しいご覧になった皆さまの笑顔。佐々木さんのもとに駆け寄り、感激のコメントを寄せられるお客様もみえ、大盛況のうちに幕を下ろしました。

とよはしまちなかスロータウン映画祭実行委員会企画理事・望月直秀






撮影:山下将司