第15回とよはしまちなかスロータウン映画祭レポート
2017年1月7日(土)〜2月19日(土)穂の国とよはし芸術劇場プラット他
主たる会場を過去11回お世話になった「名豊ビル」から「穂の国とよはし芸術劇場プラット」に移しての初の開催となり、それに伴い開催期間もこれまでの11月から1〜2月に変更となりました。
慣れない環境での開催に、スタッフ一同例年以上の緊張感と準備を持って臨みましたが、結果的にはプラットの素晴らしい施設と、劇場スタッフの皆さんのサポートのお蔭でスムーズな運営が出来、昔からの映画祭ファンのお客様からも新しい会場での開催を喜んでいただくことが出来ました。
結果として、期間中のイベントの入場者数は5,920名となり、これまで最高であった第1回映画祭の入場者数を初めて上回ることが出来ました。
オープニングイベント:1月7日(土)@穂の国とよはし芸術劇場プラット 主ホール
「豊橋市制110周年記念特別企画 樹木希林 新春シネマ&トーク」
前売券は1週間で完売、当日はプラット主ホールが満員御礼となり、第15回目の節目を彩る華やかな幕開けとなりました。
前回の第14回映画祭において2回上映の両方が札止め(入場制限)となった人気作品『あん』を上映、続いて豊橋初公開となるドキュメンタリー映画『神宮希林わたしの神様』を上映後、皆様お待ちかねの希林さんご本人の登場。撮影のエピソードから、ご自身の生き方や信条、家族、病気のことなどを、時に笑いを取りつつ、終始率直に語っていただきました。会場からの質問にも気さくに答え、その人柄と話しぶりに満員の観客が魅了される、心温まるひと時となりました。
一般上映:1月21日〜2月19日(土・日曜8日間)@穂の国とよはし芸術劇場プラット アートスペース
8日間全16作品(24回上映)を上映し、一般上映単体としては第3回映画祭以来、久方ぶりに入場者数が五千名を突破しました。
2回上映の作品では、新作邦画『殿、利息でござる!』が一番人気。第1回映画祭以来定番のドイツ映画『帰ってきたヒトラー』がこれに続きました。
1回上映作品では、当映画祭初のタイ映画『すれ違いのダイアリーズ』や、懐かしの名作『小さな恋のメロディ』が、会場定員の266名に迫る大入りで、スタッフ一同肝を冷やしました。
映画別の入場者数はこちらからご覧ください。
ライブ&バー:1月28日(土)@Bolero ボレロ吾妻家3階
「ピーター・バラカン トーク&DJイベント 音楽の持つ力 〜魂(ソウル)に響く音楽〜」
来日以来、30年以上に渡るブロードキャスター活動を通じて、上質な音楽を紹介し続け、その誠実な人柄と真摯な姿勢に音楽愛好家が信頼を寄せるピーター・バラカンさんをお招きしました。
前売券は即日完売し、会場のフレンチレストラン、ボレロ吾妻家の3階は熱心なバラカンさんのファンで埋め尽くされました。レストランならではの、美味しいお酒やアペリティフを楽しみながら、バラカンさんセレクトによる素敵な曲と映像に魅了されるひとときでした。
トーク終了後も、サインや記念写真を求める参加者の列が長く続き途切れることがありませんでした。
スピンアウト・トークライブ:1月22日(日)@豊橋市民センターカリオンビル6階
「しまおまほの いつトークするの?今でしょ!3」
漫画家にしてコラムニスト、一児の母でもある“初代”しまおまほさんによるトークショーの第3弾。
今回は、地元の小学生4名が登場し、しまおさん、漫画家堀道広さんとのトークが繰り広げられました。
いまどきの小学生の実態に迫る愉快なトークショーとなりました。
まちなかシネマルシェ:映画祭期間中@映画祭会場、まちなかの飲食店で配布
「まち歩きマップ」
映画祭で映画を楽しんだ後、まちなかの素敵なお店に立ち寄っていただくためのマップを作成、会場で配布しました。
ランチ、ディナーに最適な食事やお酒を楽しめる飲食店から、お洒落なセレクトショップや手芸のお店まで、プラットを中心としたまちなかのお勧めのスポットを紹介し、豊橋の魅力を発信しました。
その他の活動
プレイベント(計7企画)2016年
会議・懇親会(計30回)
- 実行委員会全体会兼懇親会
- 3回開催(2016年4月27日/8月31日/11月30日@ボレロ)
- フェアウェルパーティ
- 1回開催(2017年2月19日@ボレロ)
- 理事会
- 3回開催(2016年3月23日/7月27日/10月26日@ボレロ)
- 正副会長事務局会議
- 23回開催@ブラウンズ
とよはしまちなかスロータウン映画祭実行委員会
事務局長 石川誠